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母の声
私・・・自慢じゃないですけど、自分に自信がありません^^;

写真やビデオに撮影されるのがあまり好きではありません。

なので、子どもを撮影するとき、

あまりそこに自分の姿や声を入れないように気をつけます。

「え~、ヘンなの( ̄△ ̄)」と思われる方も多いでしょうが、

シャイなやつということでカンベンしてください^^;



たとえば、死んだときの遺影用の写真なんて、

多分残された家族は探すの苦労するだろうなぁ~っていつも思います。

そして、私が死んでしまったら「お母さんの声ってどんなだった?」って

子どもたちが思うだろうなぁと思います。


実際、私の母が亡くなったあと、

母の声を聞きたくて仕方ありませんでした。

もちろん、声やしゃべり方はおぼえているのですが、

リアルに思い出そうとすればするほど、遠くにいっちゃうというか・・・

モヤの中に消えていくような感じで思い出せなくなっちゃって、

「声を聞きたい!」と思っちゃうんです。

でも聞けないから、ぼんやりと自分の記憶だけを頼りに

声を「思い出しながら」さみしがったり懐かしがったりするんです。

決してビデオがない時代だったわけでもないのに

どうして撮っておかなかったんだろうなぁって、後悔したものです。




最近では文房具屋さんに行くと、しゃれたステーショナリーと一緒に

「遺言状」キットが売ってあったりします。

そういうのを見るたびに、子どもたちへのビデオメッセージみたいなものを

今のうちに撮っておくのもいいかもしれない、なんて思ったりするんです。

ビデオ嫌いなんですけどね^^;


そうえいば、

遺影用の撮影も、元気なときに済ませる人もいるようですね。

自分が死んだときのことを考えて準備が出来てるっていうのも、

なんだか今ではある種の常識みたいな感じなんでしょうね。






実は、母が亡くなってから私が一生懸命探したものがあります。

それは、学生時代や仕事を始めて一人暮らしをしていた頃に

留守番電話で使っていたマイクロカセットテープです。

マイクロカセットテープなんて、今の若い方はご存知ないかもしれませんね^^;

昔は今のようにデジタル家電の時代じゃなかったので

留守番電話のメッセージは電話本体ではなく

電話に付いている小さなカセットテープに録音されていました。


私、それを全部ではないのですが、いくつかとっておいたんです。

その中に母の声が残ってるんじゃないか、と思って探しました。

が、何本もあったはずのテープは1本しか残っておらず、

残念ながらその中には母の声は残されていませんでした。



母が亡くなってから5年近く経ち、

声を聞きたい、と思う気持ちも思い出とともに心に溶け込んでいましたが。。。

先日、ひょんなことからなくしたと思っていたテープが出てきたんです。




・・・さっそくプレーヤーを出して聞いてみました。


ほとんどは、仕事を始めてからの友人の伝言ばかり。

まだラブラブな頃のオットのメッセージもたくさん入ってて、

ちょっと苦笑いだったり・・・

どれもたいしたメッセージじゃなくて、しかも年代的にも新しいものばかり。


あぁ~、そっかぁ、そういえば私、社会人になってからも親のことが鬱陶しくて

留守電の伝言、かたっぱしから消してたなぁ~なんてことも思い出して

自分の親不孝をまたまた後悔したりして・・・



そんなこんなの気持ちで聞いていたそのとき。




プッチョリーナさん!

お母さん(よ)。

台風ひどかったね、そっちはどうやった?

(いないということは)何もなかったんやろうね(笑)

大丈夫ね^^!

・・・それじゃね!




懐かしい母の声が耳に飛び込んできました。

どんなときも明るくて、優しくて、笑顔だった母の顔と声がそのまま、

手の届くところ・・・まるでそこにいるみたいに聞こえてきました。


その後も、何件か伝言が入っていました。

どれも「母そのもの」の内容ばかりでした。

家にろくに帰らず、電話をもらっても返さず、

親のことを鬱陶しがる子どもっぽい娘を

やさしく包み込むような、、、

そしてとても会いたがってる声でした。


私、どうしてもっとお母さんに会いに帰らなかったんだろう。

会いたがる母を、なぜ鬱陶しいと思ったんだろう。

病気がわかってからだって、もっと会えたはずなのに。。。

そう思うと、胸が苦しくて苦しくて、、、


そして、母がそれでも「会いたい」という言葉を飲み込んでた、

その母の気持ちがすごくすごくリアルに伝わってきました。


「あんたも母親になったらわかるよ^^」

とよく母は言っていました。

でもそれは、若くて幼稚な私を非難するような言い方ではなく

その日を待っているかのような優しい言い方でした。


声を聞いていると、

いろんな思い出が本当にたくさんよみがえってきました。

どれも「ああすればよかった」という後悔の気持ちとつながっていますが、

それでもうれしくて懐かしくて・・・テープの声を何度も聞きました。






今、自分が母親になって、

お母さんみたいな母親には全然なれてない(><)と思います。

でも、子どもが大きくなったとき、

あのときの母のような「お母さん」になれていたらいいなぁ、と思います。




なんとなく、日々の生活に追われていて

先のこともあまり見えず、子どものこともオットのことも、

何もかもがゴチャ混ぜになってしまっていましたが、

母の声を聞いて、なんだか励まされたような気持ちになりました。

そして、もやもやしていた心の中も、

少しだけすっきり整理されたような気がします。

また頑張ろう、そんな気持ちになれました。




そして・・・これからは。。。

ビデオにもちょっと映ってみようかな(`ΦωΦ´;)

と思いました^^








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【2012/04/08 07:00】 | つぶやく | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
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