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死に目に会う
私の父は、現在74歳。

自治区の公民館長などをやりながら元気に暮らしています。

元々はお茶も淹れたこともないような人でしたが、母が病気になってから

料理や家事を覚えて、今では私よりおいしいお味噌汁を作れます^^;


そんな父が、いまだに口にすることがあります。

それは、

「ばあちゃん(父の母親)がいつ死んだかもわからない」ということ。


父の母親、つまり私にとっての祖母は96歳のとき寿命で亡くなりました。

頭のいい人で、いつもシャンとしてて、口数は少ないけど気難しい感じのしない、

そして人を「評価」したりしない、立派な人だったという記憶があります。


ボケることもなく、最期まで頭はしっかりしていましたが

亡くなる何年か前に階段を踏み外して足を骨折して以来、

あまり自由には動けない生活をしていたようです。



祖母は長男(私にとっては伯父)と同居していましたが、

我が家が伯父の家(いわゆる本家)に行くのは盆と正月だけで、

祖母のお世話は伯父さんの奥さんがずっとしていました。



そんな生活の中。

祖母はある日、自室でいつの間にか亡くなっていたそうです。



父は、

祖母が一人きりでいつの間にか亡くなっていたことをとても悔やんでて、

同時に同居していた伯父夫婦のことも口には出さないけど責めていました。

皆が過ごす部屋から離れたところに祖母用の部屋があり、

同じ家にいながら一緒に過ごすことは少なかったようです。

それを、いまどきの言葉で言えば「虐待」だと思っていたようです。





実際、伯父の奥さんは祖母の通帳を自由に使い、

かなりの額の貯金があったはずなのに、形見分けのときも

お金に関しては全然出てこなかったとか。

高価な着物、何十万、何百万もする敷物、置物、

確かにそういうものがあふれた家でしたが・・・

(そして伯母はそれを口に出す人だったし^^;)


そんなこんなもあって、

父は伯父夫婦を良く思ってなかったようです。




でも。

今だからわかります。

おばあちゃんのお部屋がみんなから離れているのは、

小さい子どもたちが騒ぐ居室のそばだと年寄りがゆっくり休めないから。

伯父の家は3世帯が暮らしていたので、大勢が生活していました。

そんな中なら、やはりお年寄りの部屋は居室から離れた場所にすると思います。

(ちなみに、うちもオット母は、自分の孫なのに子どもたちがワイワイやってると

不機嫌になります)


毎日のお世話をしっかりやってても、そんなつきっきりなわけはないし、

おばあちゃんが寝てる、と思ったらなるべく寝かせておこう、と思うのが

お世話をしているお嫁さんの気持ち。

だから、一緒に暮らしてても「亡くなっていることに気付かなかった」というのは

当然ある話だと思うわけです。


父が、そして当時の私を含めたみんなが思っていたほどは、

祖母はつらい目にあってなかったのではないか。

むしろ、伯父夫婦は、介護をやり遂げた尊敬すべき人たちではないのか。



でも、父にとっては、大事な母親がぞんざいに扱われていた証として、

「同じ家に住みながらいつ死んだかもわからない」「たった一人で死んでいった」

と思っているのです。



大人同士の事情が入り混じっているのはわかります。

私も、「伯父ちゃんたちは悪い人」だと思っていました^^;

だって、おばあちゃんおお金でたっかい着物を買うような人だから。

でも、「大人の事情」は、本当はもっともっとあったんじゃないかなぁと。





みなさんのブログを拝見していても、

何の手助けもなく、口だけ出すような身内の話が出てきます。

実際、今の我が家でも同じような感覚を今味わっています。

だからと言って、父に「本当はこうだったんじゃない?」と言うのも、

いまさら必要のないことですが。



きっと。

自分の大事な人が「気付かないうちに亡くなっていた」というのは、

大きな後悔をうむんでしょう。。。


死に目に会う、というのは、多分家族のメンタルを整理するために

とてもとても大事なことなんだと思います。








ていうか私。。。

オット母が死んでるの見つけるのはイヤです~!




まあ、その日がいつくるのかはわかりませんが、

出来ればオットには「義父母の死に目」に会わせてあげたいものです。









最後まで読んでくださってありがとうございました。

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【2011/09/30 07:45】 | つぶやく | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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